浜崎あゆみが手にした“NEXT LEVEL”その真相は!?
シングルコレクションの発売に海外公演の開催、年末には『第59回NHK紅白歌合戦』のトップバッターを飾り、カウントダウンライヴを成功させて記念すべき10周年イヤーを締め括った浜崎あゆみ。そんな彼女がデビュー11年目にして、また新たなステージに向かうべくニューアルバム『NEXT LEVEL』を発表した。一体彼女は今作でどんな未来を掴もうとしたのか?その真相を探ってみたい。
浜崎あゆみの10年間にはいつも緊張感が漂っていた。常に限界ギリギリのラインを渡り歩いて行くような鋭いオーラ。それを感じさせる理由は、前例のないサイクルでのリリースや、ファーストアルバム『A Song for ××』のタイトルトラックに代表される孤独を感じさせる楽曲、女王的なイメージなど列挙すればキリはないが、何より彼女がすべての事柄において全身全霊であったこと。故に生み出せる熱量、それに伴う危うさが彼女の魅力となり、今の人気や位置を獲得したことは間違いないだろう。
さて、そんな10年間を経てリリースされる10枚目のオリジナル・フルアルバム『NEXT LEVEL』。全14曲をじっくりと聴き込んでみた印象としては、浜崎あゆみが浜崎あゆみである所以の“孤独”や“変革”というキーワードは今作においても切り離すことはできないが、前述した“危うさ”は影を潜めている。一人きりで生まれて一人きりで生きていく―――、思えば彼女はこの思念に戸惑い、傷付き、それを受け止めながら歩いていくことに対する儚さや切なさを多くの楽曲、メッセージへと昇華してきた。が、今作における彼女はその一歩先へ。嘆きでも逃避でもない現実との向き合い方として、共生、誰かと共に笑って泣いて生きていく。それを迷いなく、また様々な視点から彼女は描いている。サウンド面においても、ジャスティスを彷彿させる先進的なエレクトロミュージックを多用し、新しいステージへと歩み出したことを表現。あらゆる面で明らかに視野を広くした、そしてあの10年を懸命に生きていた浜崎あゆみだからこそ辿り着けた音楽がここにはある。今作の最後、ピアノの伴奏だけをバックに〈愛すべき あなたへ贈るの愛のうた〉と歌う彼女は、とても清々しく、そこには安らかなる“優しさ”が満ち溢れている。










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