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杏里
来年でデビュー30周年を迎える杏里が、初のカヴァー・アルバムをリリース。ファンからのネット・リクエストによって選ばれた名曲たちが、彼女の歌声によって、今蘇る。
杏里
「オリビアを聴きながら」をはじめ、良質のアメリカン・ポップス、ソウル、R&Bをベースにしたサウンドと女性心理をリアルに描いた歌詞によって、年代を超えた支持を集めてきた杏里が、初のカヴァー・アルバム『tears of anri』をリリースする。ファンからのリクエストによって選ばれた11曲は、「優しい雨」(小泉今日子/93年)、「やさしいキスをして」(DREAMS COME TRUE/04年)、「雨音はショパンの調べ」(小林麻美/84年)、といった80年代から00年代までのバラードが中心になっていて、そこからは“涙”“別れ”というテーマがゆったりと浮かび上がってくる。特に深く心に響いてくるのは、杏里のキャリアを代表するヒット曲のひとつ「悲しみがとまらない」(83年)のセルフ・カヴァー、そして彼女自身がカラオケなどで親しんできたという「探偵物語」(薬師丸ひろ子/83年)。ひとつひとつのフレーズに美しく洗練された情感を含ませるヴォーカルは、08年にデビュー30周年を迎える杏里が持つ、シンガーとしてのあまりにも奥深い魅力を改めて伝えていくことになるだろう。彼女が描き出す切なくて儚いラヴ・ソングの名曲の数々に、たっぷりと浸ってほしい。
ANRI Official Web Site http://www.anribox.com/
tears of anri
tears of anri 数々の名曲を生んで来たアーティスト・杏里のヴォーカリストとしての魅力を再発見する、涙と癒しの全11曲。昭和から平成にかけての「涙・別れ」をテーマにした珠玉の名曲の数々が、杏里の声で鮮やかに蘇ります。
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夜空ノムコウ (川村結花/98年)
SMAPが歌い、大ヒットを記録したバラード・ナンバー。細部までしっかりと練られた美しいメロディとスガシカオによるリリックのひとつひとつを丁寧に表現していく杏里のヴォーカル、その技術の高さに心を打たれる。
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優しい雨 (小泉今日子/93年)
小泉今日子の90年代を象徴するヒット曲。繊細なピアノと重厚なストリングスを中心としたオーガニックな手触りのアレンジメントのなかで、“出会ってしまったふたり”の切ない運命をエモーショナルに歌い上げている。
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探偵物語 (薬師丸ひろ子/83年)
ボサノヴァのフレイバーをたっぷりと含ませたストリングス・アレンジがとにかく秀逸。高度に洗練されたサウンド・メイクのなかで“作詞:松本隆/作曲:大瀧詠一”による名曲が新しい息吹を吹き込まれる、至福のカヴァー。
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悲しみがとまらない (杏里/83年)
83年のヒット曲のセルフ・カヴァー。原曲は弾けるビートを効かせたダンス・チューンだが、ここでは音数を抑えたアコースティック・アレンジを採用。ローズ・オルガンの音色と憂いを帯びたヴォーカルが心地よく溶け合う。
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LOVE IS ALL ~愛を聴かせて (椎名 恵/86年)
原曲はシャーリーンの「I’ve Never Been To Me」に日本語を乗せた椎名 恵のナンバー。「愛だけは越えられる すべてのものを」という真摯なメッセージを、あくまでも軽やかに響かせる表現力が素晴らしい。
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あなたのキスを数えましょう ~You were mine (小柳ゆき/00年)
豊かなソウルを感じさせながらも、決して大げさに歌い上げることなく、原曲のメロディの良さをシンプルに伝えるヴォーカリゼーションがひどく魅力的。R&B、ゴスペルの要素をさりげなく取り入れたトラックもいい。
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やさしいキスをして (DREAMS COME TRUE/04年)
エモーショナルなフェイクが響いた瞬間、心の深い部分をキュッと掴まれるような感覚に捕らわれる。ダイナミックな旋律のなかで、どこまでも一途に恋人を想う女性の姿がはっきりとリアルに浮かび上がってくる。
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雨 (森高千里/90年)
日本的な情緒をしっとりと漂わせたメロディと70年代のAORの雰囲気を感じさせるサウンドが見事に融合。悲しい恋愛への思いを胸に秘めながら、冷たい雨に打たれる――そんな切ない情景がやさしく浮かび上がってくる。
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会いたい (沢田知可子/90年)
死んでしまった恋人に対する思いを綴る、というきわめてシリアスな内容を持つこの曲を、聴きやすいポップスへと見事に変化させている。切なさのなかに“光”を感じさせるストリングスのアレンジもきわめて高品質。
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雨音はショパンの調べ (小林麻美/84年)
“アンニュイ、物憂げ”というイメージが強い原曲に対し、杏里バージョンはざっくりとした手触りのロック・サウンド。意外性たっぷりのアレンジがこの曲の新しい魅力を導き出している。日本語詞は松任谷由実。
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聖母たちのララバイ (岩崎宏美/82年)
80年代を代表するドラマティック・バラードだが、杏里が歌うとどこか爽やかな空気を感じてしまうから不思議。抑制の効いたバンド・サウンドを軸にしたアレンジも、彼女の心地よいヴォーカルをバランスよく支えている。
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