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hide いまだ多くの人の心に生き続けるカリスマ、hideのシングル5作品が配信スタート!!
“また 春に会いましょう” これはhide with Spread Beaver名義でリリースされた彼の代表曲でもある「HURRY GO ROUND」の一節。そして彼がこの世を去ったのが5月2日ということもあって、春というこの季節は、彼のファンにとって特別な季節になっている。そんな中、昨年末の「ピンクスパイダー」に続いて、シングル5作品の配信がスタートする。
彼が、この世を去ってから今年で9年。もうすぐ10年が経とうとしているのに、いまだに彼の存在、彼の言葉、そして彼の音楽は多くの人の胸の中で、その輝きを失うことなく息づいているのはなぜだろうか?  誰かの物真似じゃなく独自のポップ感覚で展開したビジュアル・ワーク。海外のパンク~ゴシック、インダストリアル系アーティストとzilchを結成するに至ったワールド・ワイドにも通用する尖った感性や、親しみやすいメロディを作り出すポピュラリティなど、幅広い感性で生み出されたハイ・クオリティなサウンド。そういったアーティスト=芸術家としての真っ当な評価ももちろんあるだろう。また、音楽に限らず、「LEMONed」というブランドの下、様々なジャンル(それは美容院からモータースポーツにまで及んだ)を横断して活躍するセンスの良さかもしれない。しかし彼が今もなお愛され続けているいちばんの理由は、人に対する底知れぬ愛が彼の作品の根底に流れているからではないだろうか。例えば、彼がI.N.Aと確立した“サイボーグ・ロック”とは人間と機械の融合というコンセプトだが、その最高傑作である「ピンクスパイター」の歌詞を読めば、そこにあるメッセージが、愛に溢れた生身の言葉だということがわかる。そして、その言葉はけっして一般論だったり、上からの目線で語られたりするものではなく、自分自身も弱者のひとりというという立場で発している言葉だからこそ、聴く人の胸に言葉が生き続けるのだろう。彼は、本当にクリエイティヴで、そして温かくて愛に溢れたミュージシャンだった。
今回、配信が始まるのはhide名義で96年にリリースされた5thシングル「MISERY」から6thシングル「Beauty & Stupid」、hide with Spread Beaver名義でリリースされた8thシングル「ROCKET DIVE」、10thシングル「ever free」、11thシングル「HURRY GO ROUND」の5作品。彼独自のスタイルが確立されてからのナンバーばかりなので、いまだ多くの人たちに愛され続けているカリスマ・アーティスト、hideの魅力にこの機会に触れてもらいたい。
「MISERY」/ hide (1996年6月リリース)
疾走感溢れるアッパーなサウンドだが、歌詞では痛みや悲しみも受け止めて進んでいこうという、彼の大きな優しさや深みを感じさせる。難病を抱えた彼のファンへ贈ったともいわれているナンバー。「花王サクセス」のCMにも使われた。99年にリリースされたhideのトリビュートアルバム『hide TRIBUTE SPIRITS』でGLAYがカバーした。
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「Beauty & Stupid」 / hide (1996年8月リリース)
「美女と野獣」にインスパイアされた歌詞に、GS風サウンドを組み合わせた彼の新境地を聴かせた一曲。彼の音楽的引き出しの多さに感嘆する。この頃からベースも自ら演奏するようになったが、この曲でもベースが非常に印象的に使われている。hideによる様々な声質によるコーラスも、曲にカラフルなイメージを付加していて楽しい。
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「ROCKET DIVE」/ hide with Spread Beaver (1998年1月リリース)
hide with Spread Beaver名義での最初の作品。ソリッドなギターが印象的な疾走感溢れるナンバーだ。ボーカリストとしてのクオリティが格段にアップしている。ちなみに、このシングルには、アルバムとは違うバージョンのボーカルが使われている。退屈な日常から抜け出そう、というポジティヴなメッセージも相まってヒットを記録した。
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「ever free」/ hide with Spread Beaver (1998年5月リリース)
「夢」と「自由」。どちらかを取ればどちらかを失うけど、それを選ぶのは自分自身だと歌った歌。hideの人生哲学が垣間見れる。曲調はクランチ系のギター・サウンドが心地よい、あくまでもポップなロックンロール。彼のサウンドのひとつの完成形が聴ける。この曲は「ピンクスパイダー」と共に、彼の急逝後、生前の予定通りリリースされたナンバー。
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「HURRY GO ROUND」/hide with Spread Beaver (1998年10月リリース)
彼が亡くなった後、未発表曲だったこの歌を、生前にレコーディングされていた仮歌を使って、ずっと曲作りのパートナーだったI.N.Aが完成させた曲。ノイジーなギターのロックンロールという彼の王道サウンドから考えると想像のつかないストリングスを活かした美しい曲。激しさの裏にある、彼の温かさが前面に出たナンバー。
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「VANISHING VISION」/ X
hideが在籍していたX JAPAN(この当時はX名義)がYOSHIKIが運営するインディーズ・レーベル、エクスタシーレコードからリリースした作品。インディーズからのリリースでありながら大ヒットを記録した。「Sadistic Desire」、「紅」、「Unfinished」などはメジャーアルバム「BLUE BLOOD」でリメイクされている。
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「ピンクスパイダー」
本作品は彼の真骨頂と言える機械音とバンドサウンドが融合された作品であり、最高傑作と呼ばれているうちの1曲である。物語のような歌詞は「世の中そんなに甘くない」という挫折と失敗を表していてるが、だからこそ前向きに、とメッセージ性の強さが伝わるhideらしいナンバー。
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